最近ではよく、美しいWEBサイトや役立つツール、おすすめの商品やサービスなどをまとめたギャラリーサイトを見かけるようになりましたが、ギャラリーサイトを運営する利点は・・

運営者のキュレーション(情報を収集してまとめる)スキルによって、ギャラリーに表示される美しいサムネイル群が、WEBサイトのデザインの一部となり「効率よく専門性の高いWEBサイトを構築することができる」ことです

いや、それ以上に。

自分の趣味や知識、センスを活かしながら楽しく運営することができる!

なんといっても、趣味や知識、センスを活かして楽しく運営することができるのが「ギャラリーサイトの魅力」ですね。

美しくて専門性が高い、それでいてユーザーに多くの価値を提供するギャラリーサイトを運営することができれば、いろいろな形でマネタイズ(収益化)することが可能になりますので、ここではギャラリーサイトでマネタイズするための3つの広告の特徴について解説します

クリック報酬型のアドセンスによる収益化

アドセンスは、コンテンツ内容にマッチした広告やユーザーの興味のある広告が表示される、Googleが提供する「クリック報酬型」の広告サービスです。

商品を購入するしない、サービスに申し込む申し込まないにかかわらず、WEBサイトに訪れたユーザーが広告をクリックするだけで報酬を得ることができるので、ギャラリーサイトを運営して広告収益化をしたいと思ったら、アドセンスを導入しない理由は見当たりませんね

アドセンスの広告収益を高めるためには、いくつかのポイントがありますが・・

アクセス数×クリック率×クリック単価=アドセンス収益

となります。「クリック単価」は、あなたの運営するサイトのジャンルよって変わってきます。また購入意欲の高いユーザーのアクセスを集めて、表示される広告とうまくマッチすると高単価になることもありますが、一般的には1クリック30円~40円程度と考えておくと良いでしょう。

つまり、仮にクリック平均単価が30円~40円とした場合、「アクセス数を増やす」ことと、「クリック率を高める」ことが、アドセンスで広告収益を高めるためのポイントになります。

アクセス数を伸ばすためにコンテンツを充実させる

先にも解説しましたが、アドセンスはユーザーが広告をクリックすることで報酬が発生する「クリック報酬型」なので、アクセス数が増えれば増えるほど、それに比例するようにクリック数も増える傾向があります。

また、ひとつのジャンルに特化したギャラリーサイトは、アクセスしてくるユーザーの傾向が絞られ、マッチした広告が表示されやすい。つまり、ギャラリーサイトはアドセンスとも相性が良く、趣味や知識、センスを活かしながら収益も高めやすいので、楽しく運営することができます

Googleが重要視するEAT3つの基本要素

Googleは、最新の「検索品質評価ガイドライン(英語)」を公開してますが、Expertise(専門性)、Authoritativebess(権威性)、Trustworthiness(信頼性)のあるページ(頭文字をとってEAT)を高品質なページだと定義しています。

多くの人が非常に詳しく商品やレスランの批評を書きますし、生活するうえで役立つ情報をブログなどで共有したりします。一般の人であっても、あるトピックによっては専門家を呼ぶ事ができるでしょう。コンテンツが人生経験が豊富でその分野の専門家と呼べるような人に作られていた場合には、正式な教育やトレーニングを受けていなくても “日常生活の専門家” として評価し、ペナルティを与えるような事はしません。

公式な専門知識が医学、経済、法律のような話題の場合は重要です。ただし、ユーモア、レシピサイトのような話題の場合はそこまで公式でなくても構いません。料理ページの専門家といえば、Web サイトを持っているプロの料理人かもしれませんし、家庭料理のブログをもっている愛好家かもしれません。いくつかのトピックについては人生経験や “日常生活の専門知識” を大切してください。一般の人が共有した人生経験、個人ブログ、フォーラム、議論などが多くの専門的な情報源となります。

Google 検索品質評価ガイドラインの日本語訳 murashun.jp

権威や信頼性というとちょっと難しそうですが、医療や法律などの情報を扱うサイトであれば、当然その道の権威や信頼のできる情報発信者である必要があります。しかし、一般の人でも「趣味」や「人生経験で得られた知識」などは、日常生活の専門家として評価されるので、とことん自分の趣味や知識、センスを活かして専門的なギャラリーサイトを構築しましょう

専門的なギャラリーサイトってどんなんだろう?

一言でギャラリーサイトと言っても、ただページ内に画像や商品、サービスが並べてあるだけでは専門的なサイトとは言えません。きっとアクセスを集めることはできませんし、アクセスが集まらなければ当然、Adsensバナーを設置しても報酬は得られないでしょう。

そのため、ギャラリーサイトを運営するのであればHTMLのペラページではなく、集客用のブログ記事や商品・サービスを紹介するためのコンテンツページをどんどん追加していくことができる、WordPressなどのCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)がおすすめです

例えば、ゲームに特化したギャラリーサイトを作るのであれば、【スマホ野球ゲーム「INPACT BASEBALL」の攻略法】といった人気のゲームの攻略法を教えてあげたり、【話題のVRで楽しめるおすすめゲーム10選】といった、役立つ情報や面白いコンテンツをブログ記事にしてアクセスを集めましょう。

そして、ギャラリー一覧からは、ゲームの詳細を伝えるページへとリンクし、ギャラリーサイト全体を回遊するような構造を作ることが大切です。

「ブログ記事」でゲームに興味のあるユーザーのアクセスを集めたり、「ゲーム詳細ページ」のコンテンツを充実させることで「このサイトは面白くて役立つゲームサイトだ」というブランディングにも繋がります。すると当然アクセス数やトラフィック(サイト内の流れ)が増加していきます。

クリック率を高めるために適切な場所に広告を配置する

「アクセス数×クリック率×クリック単価=アドセンス収益」の計算式があるように、サイト全体のアクセス数が増え「クリック率」も上げることができれば、アドセンスの収益を高めることができるのです。しかし、ここで1つ注意があります。

よくスマホでサイトを見ていると、記事を読み進めたいのに”スクロールを邪魔する広告“(スマホ画面の中央付近から下部にかけて繰り返しふわっと浮ぶ広告)に遭遇します。運営者からするとクリック率を高めるための施策としてやっているわけですが、読者からすると読むのに邪魔になるだけではなく、興味がない広告なのに間違ってタップしてしまうこともあります

たしかに誤クリックを誘発すればクリック率が上がり、一時的にはアドセンス収益を高められる可能性はありますが・・

興味のないユーザーの誤クリックを狙っても、まったく広告主の商品・サービスの成果に結び付くことが無ければ、広告単価を下げられてしまうことがあるということを知っておきましょう。

サイト運営者側が意識するべきことは、誤クリックを狙ったり(不信感につながる)、「おすすめです↓」とクリックを誘導する(アドセンス違反になる)のではなく、ユーザーの目に付きやすい場所を意識したり、デザイン的なレイアウトを工夫して、適切に広告を提示することです

成果報酬型のアフィリエイトによる収益化

アフィリエイトは、自身の運営しているサイトに表示している広告を経由して、ユーザーが商品やサービスを購入(申し込み・資料請求など)した際に報酬が支払われる「成果報酬型」の広告です。A8.netなどのASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に登録することで、好きな企業と提携し商品やサービスを紹介することができます。

アドセンスとの大きな違いは、広告が自動的に表示されるのではなく、自分の好きな商品・サービスを選んで表示することができることですね。また、クリックだけでは報酬は発生しませんが、成約に至った場合に報酬が発生するため・・

アクセス数×成約率×報酬単価=アフィリエイト収益

という計算式になります。つまりアフィリエイトで収益を上げるためには、ただアクセスを集めるだけではなく「売るための文章力が必要になる」(と言われることが多い)。

売るための文章力というと「ちょっと難しそうだな・・」と感じたり、「テクニックを駆使したコピーライティングスキルが必要!?」と考えるかもしれません。しかし、実はアフィリエイトでは、売るための文章力はそれほど重要ではありません。

というのも、基本的に魅力的な商品やサービスには、販売者側で売るための文章と最適なデザインで構成されたランディングページを用意しているので、アフィリエイターは、そのランディングページにアクセスを流すことができれば自然と売れていくからです

興味のあるユーザーを集客することがアフィリエイターの役割

提携を意味する「アフィリエイト」とは、その仕組みや性質上、商品やサービスに興味のあるユーザーを集客して、広告主のランディングページにアクセスを流しcookieを残すことで成果が出ます。

ちなみに、Amazonアフィリエイトなどの場合には、商品の詳細・スペック情報・評価などでページが構成されているので、ランディングページという概念はありませんが、このcookieの仕組みによって報酬に結びつきます。cookieの仕組みについてはこちらの記事で解説しているので参考にしてください↓

自分の専門ジャンルを扱っているASPを知っておこう!

もし、スマホアプリ専門のギャラリーサイトを運営するのであれば「iTuneなどのスマホアプリをアフィリエイトできるASP」を知っておきましょう!

また、PCまわりのガジェット系専門ギャラリーサイトであれば「ガジェット取り扱っているAmazonなどのASP」といったように、ゲーム、書籍、テンプレートなど、自分の専門ジャンルを扱っているASPを知っておくことで、ギャラリーサイトで紹介したい商品・サービスを選ぶことができます

iTuneアフィリエイト

Amazonアフィリエイト

楽天アフィリエイト

GAME FEATアフィリエイト

ダイレクト出版アフィリエイト

TCDアフィリエイト

アフィリエイトに取り組んでいる人の中には、月に数十万~数百万も稼いでいる人もいますが、なかなか収益を出すことができない人も多いようです。

実は、アフィリエイトで稼いでいる人となかなか稼げない人は”見ているポイントが全く違う“ので、アフィリエイト商材を選ぶ際にチェックしておきたい5つのポイントを知っておきましょう

ネイティブ広告(スポンサー広告・記事広告)による収益化

専門性が高く人気のWEBサイトを運営していると、同ジャンルの商品やサービスを扱う企業から広告掲載をお願いされることがあります。また「当社の商品(サービス)を紹介する記事を書いていただけませんか?」といった記事広告(タイアップ広告)の依頼が来ることがあります。

スポンサー広告や記事広告は、クリック報酬型のアドセンスや成果報酬型のアフィリエイトとは違い、サイト運営者側とスポンサー企業との合意によって高単価な広告収入を得ることも可能です。

WEBサイトのギャラリーの中にスポンサー広告を貼ったり、ブログ記事で商品・サービスを紹介するわけですが、最近のインターネットユーザーは、あからさまに広告と分かるバナーにはストレスを感じはじめているため、ギャラリーサイト全体のデザインになじむように広告を配置しましょう

記事や関連記事の中に自然に付け込ませるネイティブ広告

「WEBサイトに自然に広告を溶け込ませたり、ブログ記事なのに広告するってステマじゃないの?」と、「ステマ」と「ネイティブ広告」を混同している人もいますが、そもそもステマとネイティブ広告はまったく別ものです。

ステマは広告だとバレないように宣伝するような”行為“のことですが、ネイティブ広告とは「WEBサイトのデザインと一体化している」「他の記事と同じようにコンテンツ体験を提供している」「他のコンテンツと同様の挙動(マウスオバーやリンクなど)になっている」といった、自然な形で広告を表示させる”体裁“のことです。

ユーザーが広告だと気づかずに記事を読んだあとに「騙された!」と感じさせてしまっては、やはりWEBサイトの信頼が低下してしまう可能性もあるので、インターネット広告推進協議会のネイティブ広告のガイドラインでも、「PR」や「広告」といった”広告であることを示す文言の表示”を推奨しています。

ここでは、ギャラリーサイトで効率良くマネタイズ(収益化)するために知っておきたい「3つの広告」の特徴について解説してきましたが、アドセンスにしろ、アフィリエイトにしろ、ネイティブ広告にしろ、ユーザーの体験価値のあるサイトを作ることが大切だということですね。

ユーザーに価値を与え、スポンサーの利益に貢献しながらたくさんマネタイズ(収益化)するために、自分の大好きなゲームを紹介したり、ためになる書籍や役立つツールを教えてあげる。そんな素敵なギャラリーサイトを作っていきましょう

こちらの記事では、広告収益を高めるための10個の機能が搭載された、進化したWordPressギャラリーテーマ「STYLY」の特徴を解説しています↓

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第1回 : WEBサイト運営者なら要チェック!美しさと使いやすさを兼ね備えたギャラリーサイトのまとめ
第2回 : ギャラリーサイトで効率良くマネタイズ(収益化)するために知っておきたい「3つの広告」の特徴について
第3回 : WEBサイトの広告収益を高めるために搭載されたWordPressテーマSTYLYの革新的な10個の「広告機能」