ホームページはただ作れば良いという訳ではありません。労力やコストだけかかって、何も得られないということもあり得ます。この記事では特にホームページを自分で作った場合に陥りそうな要素について考えていきます。近年、WordPressの普及もですが、便利なツール、サービスが増えていますので自社のサイトを自分で作っているという例は多いでしょう。

当記事はそんな事業サイトを自分で作っているよという方にとって、少しキツイことを書いているかもしれません。しかし裏返すと、この点に気付き、対応をすることで質を引き上げられるとご理解いただけたらと思います。貴事業の成果を押し上げる、そんなホームページ運用の参考にしていただければ幸いです。

セルフビルド(自作)で失敗するウェブサイトの特徴


ここでは自作しているウェブサイトに照準を合わせて考察しています。社長ではないにしろ、その事業を責任もって進めている人がコストの関係でウェブサイトも担当しているといケースは該当します。日々の業務+ウェブサイト制作まで担当されているご苦労は、我々も理解しているつもりです。なので、その労力を決して無駄にして欲しくはないと強く思います。現状が何かイマイチなのであれば、気付いて、変わることができたら良いのです。

1:ホームページを作る目的が定まっていない

ウェブサイト制作を自分でやることにした理由は何でしょうか。全てがそうではないでしょうけども、自分(サービス)のウェブサイトを持ちたいという欲求からのみ制作に着手をするケースを多く見聞きします。思いつきだから予算もない、よって制作業者に頼むこともできない。というケースです。

そもそもなんのためにホームページを作るのか、その目的すらあいまいである場合は危険です。ホームページには情報公開のため、交流の場をつくるため、商売をするため、など様々な目的があるはずです。しかし、何に一番重点を置いて運用するのかあいまいであると、コンセプトが中途半端になり、来訪客がどのようにホームページを利用していいのかも伝わらず戸惑ってしまいます。

2:サイト全体に盛り込む内容が薄い、弱い

ページに盛り込む内容が、ほかのホームページに書いてあるようなありきたりな知識や、自分の商品やサービスがいかに優れているかを記載したひとりよがりなものである場合、ユーザーが見た時のインパクトも弱くなりますので失敗する可能性が上がります。人の役に立つ、ほかでは得られない知識が得られる、ほかの商品にはない魅力があるということが、ホームページのコンテンツから伝わってこない限り、ユーザーの目に留まる可能性は必然的に下がり、成約数にも悪影響を及ぼすでしょう。

3:コンテンツが洗練されていない

ホームページを自作する場合、自分で悩み、考え、デザインやコンテンツを採用しているので自己中心的な表現をされていることが多くあります。作る人の制作能力に左右される部分が大きくなることは仕方がないところもありますが、サイト制作中は定期的に第三者に見てもらう機会を設け、客観的なアドバイスをもらうようにすると良いでしょう。デザインなら無駄な装飾や大きすぎる画像、意味のない画像について。テキストなら回りくどい言い方や派手すぎるコピー、言い回しが無いか感想を聞いてみましょう。

4:コンテンツ設計、導線に気を回すことができていない

そのウェブサイトが成果を求める目的で作られた場合であっても、その目的を果たすページまでスムーズに行けない場合、ユーザーはストレスを感じ、ページを離脱してしまう可能性が高まります。ウェブサイトに訪れて、導入の部分で気を引くことができている場合であっても、導線設計がスムーズでない為にその熱が冷めてしまい制約に至らないということは非常に勿体ない一例です。ウェブサイトにお問合せフォームがあるにも関わらず、サイトをみて電話を掛けてくるユーザーがいる。または「こないだホームページの商品紹介を見たよ!あれよさそうだね!」と口頭で言われるというシーンが増えている場合は一考する方がよいかもしれません。

5:影響力、説得力がない

商品やサービスがなぜ秀でていて、どのようにあなたのために役に立つのか。ホームページのコンテンツでこの部分を説得力のあるものにしないと、そのサービスは制約に至りません。自分で制作したウェブサイトでよくあるパターンとして「謙虚すぎる」もしくは「煽りすぎている」というコンテンツになりがちでコンテンツはいわば営業マンのように立ち振る舞う必要があります。クロージングまでスムーズに流れを構築できないホームページではホームページを作った恩恵や成果は期待できません。

最初から制約を取りまくる営業マンはそうそういません。失敗から成功の可能性を広げていくことがほとんどです。ホームページに成果を期待する場合も同じことです。度重なる失敗、検証、改善にも適切なコストを掛けて、その営業能力を育てていく必要があります。自分で作る場合にはそういった育成コストが織り込まれていない場合が多くあり、それが失敗の可能性を拡大させていると感じます。

6:SEO対策をはじめ、運用について無策である

コンテンツを定期的に更新し、増やしていくことで検索結果として拾ってもらう可能性が増します。また、それに比例して訪問者も増えていきます。日々のメンテナンスを行わず放置してしまうとホームページは成長しないまま、集客も増えていきません。また「手を掛けられていない印象を与えてしまうことにも繋がります。こんなウェブサイト運用なんだからここがあつかうサービスも…似たようなもんだろう。そんな印象を与えてしまうかもしれません。せっかく頑張って作ったウェブサイトが足を引っ張ることがないよう最低限手を掛けていく必要があります。

セルフビルド(自作)することが悪いのではなく、基本的なことを押さえた上で進めていないことが原因


大前提としてそのホームページをどのようにして多くの人に見てもらうか。そしてそこからどのように成果に繋げるのか。ここをまず考えなくてはなりません。そのためには、ホームページについてまず基本的な知識を身に着けておくことが大切です。それはHTMLやCSS、jsなどの技術的な知識ではなく、今回作るホームページが自分のビジネスにとってどのような成果を期待されるものか、そしてそのページを訪れるユーザーはどのような人を想定しているのかをまずはっきりとさせましょう。どのような施策をするのかという前提に、目的と目標は必要になります。

▼ターゲットとなるペルソナについて

足りないことを認識できたら、必要な要素を整えよう

そもそも知識ゼロから自分でホームページを作り、ビジネスを成功させている人というのは、ほんの一握りです。そのひと握りの人々でさえ、その成功の要因は、時間をかけてひたすらホームページについて勉強し、制作だけでなく毎日の更新やSEO対策、広告なども展開しているからだと思います。

ただホームページを作っただけ、では成果は出ません。もしただ作っただけで成果が上がったという話があるとすると、そのビジネスに競合となる企業が全くなかったからというケースがほとんどだと思います。

必要な要素は広告を使った戦略、キャンペーン、テキスト、コピーライティング、デザインなど、マーケティングの知識などです。その全てを個人で完璧に勉強できる人はなかなかいないので、セルフビルドのウェブサイトでは上手くいかないことが多いのです。

結局は集客力と営業力

自分で一生懸命作ったホームページが、多少見た目が悪くとも、お客さんが集まって売り上げにつながっているのでしたら、大成功です。逆にどんなに見た目がきれいで、魅了する動作や動画を使ったクールなデザインを使っていたとしても、お客さんが誰も来なければ収入は上がらないので、目的を達成できていない。つまり失敗と言えます。

本気で取り組むのであれば「名刺代わりに自分で作ったホームページ」で終わらせてはいけません。「社長の人柄が出ていて、とても魅力的で、成果が上がるホームページ」「サービスへの拘りが溢れていて、思わず見入ってしまうホームページ」と言われるように、セルフビルドのメリットを生かしたコンテンツ制作を叶えられるよう、取り組んでいきましょう。

我々TCDはWordPressのテンプレートを企画、制作しておりますが、制作業者に頼らないセルフビルドのコンテンツであっても、成功を掴んでいただけるということを証明するべく開発に注力しています。今回、自分でホームページを作ってみようと思っている方にとって、少しきつめの内容であったかもしれません。

しかし貴事業の売り上げを押し上げるホームページ制作は一日にしてならず。作って終わりでないことは事実です。日々マーケティングに汗を流し、地道に活動できる人を裏切らないという魅力もセルフビルドのウェブサイトにあると我々は信じています。

あなたの熱量溢れるコンテンツとサイト運営の姿勢がTCDテーマとマッチして相乗効果を産み出すことを想像するとワクワクしてきませんか。