新たにサイトやブログを立ち上げる時に必要なドメインについて、いくつかの選択肢があります。全く新しい独自ドメインを取得する方法や、既存のドメインを活用したサブドメインやサブディレクトリを使って立ち上げる方法です。一つのドメインでマルチサイトを運営できる後者の2点について、どのように使い分けるのか疑問に思う方もおられるかと思います。

弊社でもTOKIをリリースしてから、「同一のドメインで英語版サイトを作成できるか」というお問い合わせを頂くことが増えました。元々あるWebサイトの英語版を制作する際は、サブドメインやサブディレクトリを利用して複数のサイトを制作する必要があります。今回は英語版サイトに活用する場合に限らず、それぞれの特徴や使い分けについて説明いたします。

サブドメインとは

元々存在している独自ドメインの前に新たな文字列を追加し、活用するタイプのドメインです。弊社テーマのギャラリーサイト「TCDギャラリー」の英語版はサブドメインを用いて制作されています。

元のドメイン:https://tcd.gallery/
英語版サイトのドメイン:https://en.tcd.gallery/

サブドメインを作成する為にはその元となる独自ドメインが必要です。独自ドメインを登録しているレンタルサーバーのサイトでサブドメインを作成することができます。レンタルサーバーによってはサブドメインに対応していなかったり、サブドメインの数が制限されている場合もあるので注意しましょう。

サブディレクトリとは

元々存在している独自ドメインの後にスラッシュを挟み文字を追加するタイプのドメインです。サブディレクトリは今あるドメインの階層下に作られるので下層ページと同じ構造になります。
弊社テーマ「TOKI」のデモサイトを例にすると、

日本語デモサイトのドメイン:https://tcd.plus/tcd069/
英語版のデモサイト:https://tcd.plus/tcd069_en/

となります。下層のサブディレクトリを分けることで、日本語サイトと英語版サイトをそれぞれ管理しております。この場合、それぞれの元のドメインはhttps://tcd.plus/です。赤い部分がサブディレクトリになります。

サブドメイン、サブディレクトリの使い分け方

サブドメイン、サブディレクトリの双方とも元々所有しているベースとなるドメインを目的別に分割する方法です。ですので新たに独自ドメインを取得することに比べて、ドメイン取得コストや、管理の手間を省けます。

サブドメイン

サブドメインは新たな別コンテンツのWebサイトを立ち上げるというイメージで、同じ会社やブランドでも、別の事業を扱うサイトなどで用いられています。異なるコンテンツでもブランディングに繋げることができたり、それぞれのコンテンツの一貫性を保てるというメリットもあります。

サブドメインの活用例
Yahoo!ショッピング(https://shopping.yahoo.co.jp/)
Yahoo!オークション(https://auctions.yahoo.co.jp/)
Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/)

また、サブドメインはメインのドメインの影響を比較的受けないことも特徴です。分割された別々のサイトが各々SEOに影響します。つまり、元のドメインがいくらSEO対策をしていても、サブドメインのサイトの順位は上がりにくいということです。

サブディレクトリ

一方でサブディレクトリは、既存サイト内の詳細コンテンツのWebサイトを立ち上げるイメージで、同じ業務や同じサービス内容の中でジャンルを詳細に分けているサイトなどに用いられます。

サブディレクトリの活用例
価格.com トップページ(kakaku.com)
価格.com カメラ(kakaku.com/camera/)
価格.com パソコン(kakaku.com/pc/)

サブディレクトリは比較的元となるドメインの影響が強いことも特徴です。SEOに強いドメインの影響を受ければ、最初からある程度のSEO効果が期待できます。その分、質の低いページをたくさん作ってしまうと既存のページにまで影響が出る可能性もあります。


余談ですが、日本でも外国人観光客が急増し、さまざまな分野で国際化への対応が急がれています。しかし、まだまだ不十分さが目立つのが現状です。Webサイトでも同様のことがいえます。

日本人以外の訪問者にもスムーズに閲覧してもらう為には、あらゆる言語でのサイト構築が必要です。最低限英語版のサイトだけでも用意できれば、閲覧していただける層はグッと広がりますね。サブドメインやサブディレクトリをうまく利用し、多言語サイトの管理に役立てればとも思います。


まとめ

箇条書きでまとめると以下の通りです。

  • 既存のサイトとは異なるテーマ・コンテンツのサイトを立ち上げる場合
    サブドメイン(元ドメインの影響少)
  • 既存サイトと関連性の高いテーマ・コンテンツのサイト立ち上げる場合
    サブディレクトリ(元ドメインの影響大)

双方とも運用コストはかからないので、余分なドメインを取得せずコスト削減が可能です。用途に応じて正しく活用すればSEO対策にも繋がるので、今一度お持ちのドメインを整理してみてはいかがでしょうか。

多言語サイト運営の為にサブドメインやサブディレクトリを用いる場合は以下の記事も参考にご覧ください。