2020/1/29 情報を更新いたしました。

WordPressのバックアップや復元はデータベースに直接アクセスする必要があるなど、初心者にはハードルが高いものです。ただし、今回ご紹介するWordPressプラグイン「All-in-One WP Migration」は初心者でも驚くほど簡単にバックアップとサイトの復元の双方が可能となります。テレビゲームをセーブして、ロードする感覚で手軽にできるので、WordPressを使っている方はぜひ覚えておくと良いプラグインでしょう。もちろん日本語化もされています。

機能概要

・不要なデータを取り除いてバックアップが可能
・512MB以下のバックアップデータが復元可能

プラグインのインストール

下記よりプラグイン「All-in-One WP Migration」をダウンロードできます。wp-content/pluginsディレクトリにインストールした後、管理画面から有効化してください。WordPressの管理画面からプラグイン名「All-in-One WP Migration」で検索してインストールすることも可能です。

All-in-One WP Migration

バックアップをとる

WordPressバックアップ
プラグインをインストールしたら、ダッシュボード左メニュー【All-in-One WP Migration】→【エクスポート】に移動し、「高度なオプション」から不要なデータにチェックを入れて、「エクスポート先」を選択するだけです。

WordPressバックアップ
すると、バックアップが勝手に始まりますので、ダウンロードしたら作業は完了です。いかがでしょう?かかった作業時間は10秒とありません。異常なくらいに簡単にバックアップが取れてしまいます。

なお、エクスポート先は現在のところ、ファイル、FTP、DROPBOX、GOOGLE DRIVE、AMAZON S3、BACKBLAZE B2、ONEDRIVE、BOX、MEGA、DIGITALOCEAN、GOOGLE CLOUD、AZURE STORAGE、AMAZON GLACIER、PCLOUD、WEBDAV、S3 CLIENTが選択可能です。特に指定がなければ「ファイル」を選択しておきましょう。

また、「高度なオプション」でバックアップを取る必要のないデータを選択できますが、こちらも特に指定がなければチェックを入れずに全データのバックアップをとっておくと良いでしょう。なお、当社ではスパムコメントやリビジョンは外すようにしています。

復元してみる

バックアップをとったデータが実際に復元に使えるのかどうかもチェックしておきたいところ。ここでは取得したバックアップデータを復元してみたいところですが、先にプラグインの仕様として、バックアップを取ったWordPressサイトと復元先のWordPressサイトの双方にプラグインをインストールしておく必要があります。なので、復元先が別のWordPressサイトの場合は双方に「All-in-One WP Migration」をインストールしておきましょう。では、始めます。

WordPressバックアップ
ダッシュボード左メニュー【All-in-One WP Migration】→【インポート】に移動し、「インポート元」からファイルを選択すれば復元が自動で開始されます。

WordPressバックアップ
以上で完了、簡単すぎです。ちゃんと復元されているかサイトを確認してみてください。

30MB以上512MB未満のデータを復元するには?

WordPressバックアップ
当プラグインでは、インポートするデータの容量に30MBという制限があります。この制限を外す方法としてはこちらの記事(※All in One WP Migrationの容量の上げ方【初心者でも簡単にできた】 | AiWorld Explore)が参考になりますが、プラグインデータのカスタマイズはアップデート時に消えてしまうことと、コピペ間違いが起こるとエラーが出てしまう点から初心者にはおすすめできません。「All-in-One WP Migration File Extension」という拡張プラグインを利用しましょう。無料で512MBまで拡張可能です。

All-in-One WP Migration File Extension

通常のプラグインと同様にインストールすれば大丈夫です。

バックアップデータはいつでもダウンロードできる

WordPressバックアップ
最後に、あまり使わないかもしれませんが、「All-in-One WP Migration」では以前にバックアップしたデータをいつでもダウンロードできるので、その解説もしておきます。ダッシュボード左メニュー【All-in-One WP Migration】→【バックアップ】に移動し、欲しいバックアップデータを「ダウンロード」するだけです。

セーブデータをロードする感覚で旧データを呼び出す(有料)

また、有料ではありますがセーブデータをロードする感覚でいつでも旧データにサイトを戻すことも可能です。先ほどのダッシュボード左メニュー【All-in-One WP Migration】→【バックアップ】から、「復元」ボタンをクリックします。一回買い切りのプランで、512MB以上のデータもインポートできるので、利用頻度が高い人は購入を検討しても良いレベルのプラグインだと思います。

2019/1/29 追記:サーバーに負担をかけて圧迫しているかも?!

バックアップを簡単に取れるプラグインは、度々、サイトの引越しにも活用されると思います。ただ「All-in-One WP Migration」を活用する際は、少し注意が必要です。

問題点は、エクスポートした側のサーバー上にサイトまるごとのコピーデータが生成されるので、単純にデータ容量が2倍になり、サーバーに負担がかる点です。

なので、そのまま放っておくと移行元のサーバーのデータが圧迫された状態のままになります。また、エクスポート後にプラグインをアンインストールしてもサーバー上のコピーデータは削除されませんので注意が必要です。

しかし、対策は簡単でエクスポート元のサーバー上に残る「All-in-One WP Migration」によるコピーデータを削除すれば解決です。

詳しい対策と手順

正常にサイト引越しが完了した後に、移行元のサーバーのディレクトリをFTPを使って見てみましょう。問題のフォルダは「ai1wm-backups」です。以下は、弊社サイトの一例ですが、HEALの社内検証用サイトのバックアップを取った際に生成される「ai1wm-backups」が「wp-content」の直下に存在しています。

こちらを削除すれば、検証サイト用のサーバーの圧迫が解消されるということです。なお、エクスポートしたデータをコピーした先の新サイト(インポート側)には、大きなファイルが生成されることはないので、特に操作は必要ありません。

この点をしっかりとおさえておけば、余計なファイルがサーバーを圧迫して予期せぬ不具合が起きるのを防ぎ、簡単なサイトの引越しが可能ですね。

まとめ

このようにWordPressのバックアップはトラブルでデータが消失したときだけでなく、サイトの引っ越しの時にも使います。WordPressユーザーすべてが知っておくべき知識と言えるでしょう。ただし、その方法は簡単であることと、バックアップしたデータが確実に復元できるものであることが重要です。これら2つの条件が整っているのが今回ご紹介した「All-in-One WP Migration」であるということですね。

余分なファイルも上記の手順で削除しておけば、サーバーの負担も軽減できるので便利なプラグインです。

また、今回のプラグインほどシンプルではありませんが、こちらのバックアッププラグインも便利です。「BackWPup」は定期的にオンラインストレージにバックアップデータをアップしてくれるので、サイト数が多い時はこちらがおすすめです。