新しい記事の投稿後にやるべきことの1つとして、SNSの更新があると思います。twitterやfacebookアカウントで投稿した記事を宣伝しますよね。ただ、それだけでは足りません。忘れてはならないことがあります。それは新記事投稿後に過去記事もアップデートすることです。

新しい記事を投稿したら、それに関連する内容の過去記事をアップデートするのです。それによって過去記事も含めてコンテンツの価値が保存され、集客の安定にも繋がります。

過去にどんな記事を書いたか把握しておこう

新しい記事をアップしていく前にまずやっておきたいことがあります。それは、過去記事(アーカイブ)にどういう記事があるかを把握しておくことです。そこを把握せずに執筆し始めると頓珍漢な記事を書いてしまいますので注意が必要です。

ブロガー(ライター)がアーカイブを把握しておくと、次のメリットがあります。

  • お題が被らなくて済む
  • 記事間で統一感が出る(主張の違いや矛盾点が出にくい)
  • 記事間の連携が密になる
  • 読者が望むものを把握できる

アーカイブを把握していないと、同じような内容の記事を投稿したり、サイトの理念に合っていない記事を書いたりしてしまったりと、チグハグな印象を与えてしまいがちです。これは読者離れを起こさせる要因です。記事は何でもアップすればいいわけではなく、各サイトごとのカラーに合わせた記事投稿が必要です。その為、複数のメンバーで運営しているサイトや外部ライターを活用しているメディアはアーカイブの共有は必須項目と言えます。

大規模なメディアの場合、ページ量も数千単位と確認作業だけでも大変です。しかし、ある程度の傾向を把握しておくことはライターの資質として重要です。何のつながりも、関連性もない記事がポッと現れたなんてことのないようにする必要があります。アーカイブの把握ができたら次の項に移りましょう。

新しい記事と過去の関連記事をリンクする

息の長いブログをつくるポイントは、複数のページを掛け合わせてビッグ(ミドル)キーワードを狙うことです。大きいキーワードほど複数のページ、もしくはサイト全体で狙うのです。要は新しい記事を投稿した時に、内容が関連する記事からリンクするのです。単にリンクするだけでなく、自然と内容が充実する流れにできれば理想です。

当サイトでも新しい記事を投稿する際に過去の関連記事を同時にアップデートしています。例えば、こういう具合にです。このように複数のページを紐付けることでキーワードに対する情報の価値が高まります。なお、1つ目のページは「インバウンドメディア」というキーワードで3位(2019年8月現在)に来ています。

古くて誤った情報をリニューアルする

情報は常に変化するものです。公開時点では正しい情報だったのに、時間が経過すると間違った情報になることがあるのです。例えば、当サイトだとWordPressプラグインをよく紹介していますが、プラグインの配布が終了してしまったり、機能が変わったりすることがあります。そうした変化に対しても気づいた時点で修正することが大事です。

また、修正するのではなく、まったく新しい記事を投稿して対応する方法もあります。情報が古すぎるものはむしろ新しい記事としてリニューアルするほうが過去の経緯も残しておける意味で有意義でしょう。その際には過去記事の冒頭文にリニューアルした記事をリンクさせると良いでしょう。

アーカイブ量が増えてくると、こうした修正やリニューアルに対応できる範囲も限られてきます。でも、出来る限り気づいた時点で修正するのが望ましいので、記事内容を修正することが難しい場合は、情報が古いことをお知らせする注意喚起を記事の冒頭に出すだけでも印象は変わってくると思います。

辞典化・シリーズ化する

また、記事をシリーズ化し、辞典や参考書のように情報を網羅するページ群をつくることも有効です。例えば、当サイトで制作した「WordPress大全集」「SEOまるわかり大全集」は非常によく閲覧されている人気コンテンツです。辞書を作るつもりで時間をかけて制作しました。

また、短編的なシリーズでも良いと思います。また、短編シリーズ同士を紐付けて長編シリーズ化するのもおもしろいと思います。

シリーズ化にはストーリーをつくる必要があります。ある程度最初に構想を練ってから始めましょう。

内部リンクを強化し、網の目のように広げる

記事と記事を繋げる。新しい記事をアップデートしたら過去記事もアップデートする。
新しい記事を投稿した際には、上記のことを意識しておくと良いでしょう。