YouTubeの企業チャンネルを運用するにあたって、基本的な施策をご紹介します。紹介する施策の多くは個人のチャンネルにも通じることですが、本業が別にある企業ならではの運用にも配慮した点が加味されています。広告収益がメインの目的ではないからこそ、運用方法も若干ですが変わるという感じです。

YouTubeの企業チャンネルのメリットについてはこちらをご覧ください。

それではいきましょう。

YouTube企業チャンネル運用の為の基本ルール

タイトルにキーワードを入れる

動画のタイトルは後述するサムネイルと同等に重要な要素です。タイトルは誘導数に影響するだけでなく、検索にヒットする部分でもあります。ユーザーがどういうキーワードで検索するかを意識し、内容に見合ったキーワードを必ず入れるようにしましょう。

クリックされやすいサムネイルを用意する

サムネイルは再生数に大きく影響する要素です。サムネ椅子次第でユーザーがクリックするかどうかが変わってくるからです。ですので、サムネイルもこだわって制作することが求められます。ただ、内容と著しく異なるものや誇張な表現は避けましょう。

概要欄に関連動画や自社サイトへの誘導URLを掲載する

タイトル下にある動画の説明欄(概要欄)に関連する動画のURLや自社サイトへ誘導するためのURLを掲載しましょう。その際には、ユーザーが誘導先に流れるように短い説明文を入れることを忘れずに。

コメントもコンテンツである、と考える

企業アカウントではコメントを非表示、評価(いいね)も非対応としているところが多いようです。企業が評判や信用を意識するのも分かりますので、開放せよとはいいませんが、コメントもYouTubeのコンテンツの一つであることは忘れてはなりません。コメントを読んで楽しむユーザーもいるのです。

動画の最後にカードで関連動画に誘導する

視聴数を伸ばす為、ユーザービリティを上げる為、動画終了時に関連動画のカードリンクを入れましょう。

再生時間が長い動画はタイムテーブルを用意

内容が多岐に渡る場合や再生時間が長い場合はタイムテーブルを用意しましょう。概要欄に書いてもいいですし、自分でコメントを付けてそのコメントを固定表示させても良いでしょう。

タイムテーブル例:
01:38 「画像」
07:25 「見出し」
12:27 「文章」
23:30 「テーブル」

関連動画を集めて再生リストをつくる

オフィシャルチャンネル内で再生リストをつくることで、チャンネル内の動画の整理整頓と再生数を伸ばす効果があります。リストは積極的に作成していきましょう。

商品のPR動画は収益化しない

自社商品・サービスのPRやレビュー動画は収益化しないほうが良いでしょう。もちろん絶対に駄目というわけではありませんが、本業の売上を上げることが目的であれば、他社の広告を差し込むメリットは薄いので入れない方がいいということです。

動画投稿と同時にSNSで宣伝する

TwitterやFacebookなどの自社アカウントを使って、動画投稿時には宣伝しましょう。

自社サイト・ブログ内で動画を埋め込む

自社サイトやブログ内でも関連する記事からは埋め込みという手法を使って誘導しましょう。YouTube上での再生数を伸ばすことは検索アルゴリズムでの優位性の獲得にも繋がります。また、商品の使い方や知識に関する動画は、カスタマーサポートにも繋がります。

Google広告に掲載し、再生数とチャンネル登録者を伸ばす

PR動画やチャンネル登録者が伸びそうな動画はGoogle広告に掲載してみましょう。認知度を高めることが目的であれば、宣伝動画を掲載する必要もないでしょう。

1つの動画の再生時間を意識する

YouTubeは再生時間が長い方がたくさん広告が入る為、収益を考えると有利と考えられています。そのため、最近は長い動画をアップするのがトレンドみたいですが、かと言って無駄に長い動画だと冗長な印象を与えかねません。このあたりは収益と時間をどう捉えるかで変わってきますね。

時間をかけて再生される動画をたくさんアップする

ハウツー・知識を提供する動画であれば、内容にそれなりの品質が担保されていれば一定の再生数が見込めます。動画内容の需要を見ると、どの程度再生されるかは予測が立つでしょう。チャンネル登録者数が少ないと初速は遅いかもしれませんが、時間をかけて再生されていくので、長い目で見て再生される動画をたくさんアップすることは持続的に再生数を伸ばしていく秘訣です。

特定分野の専門性を高める

特定分野の動画を2つや3つ程度投稿しても、チャンネルの専門性は高まりません。チャンネルが高い専門性を帯びるまでは特定分野での投稿を続けましょう。

更新頻度を上げるためにコストをかけない動画制作を目指す

メンタリストのDAIGOさんはiPhoneを使ってまったくのゼロ編集でYouTubeチャンネルを運用し、チャンネル登録者数100万人を超えておられます。ゼロ編集で動画を公開すること自体、高いスキルがいることですが、極力編集に手間や時間、お金を費やさない構造にした方が更新性は高まりますね。特にコスト意識の高い企業アカウントであればなおさら、かもしれません。

まとめ

企業がYouTubeチャンネルを持つこと自体は普通になったものの、育成についてはまだまだ発展途上の段階と言えます。多くの企業アカウントが試行錯誤の状態だからです。ただ、動画は運用次第で国境をも越えうるポテンシャルを秘めています。

まだまだ伸びるYouTube市場。ぜひおもしろい動画を世界に発信していきましょう。

動画配信を会員限定メディアで実現する
WordPressテーマ「EVERY」

販売ページ デモサイト

すべての動画をYouTubeで配信するのではなく、限定公開状態にして自社メディアで公開することも可能です。「EVERY」誰でも閲覧できるコンテンツ、会員だけが閲覧できるコンテンツと切り分けることで、集客と会員化の双方を一つのWebサイトで実現できます。

会員化は顧客・見込み客との関係性を繋ぐことにもなり、長期的な売上の安定にも繋りやすい。様々な角度からの施策が強い企業を作っていくんですね。