Macユーザー向けの記事になるのですが、画面キャプチャをとる機会が多いWEB業界の方や、ブロガーの方に向けて少し便利な情報をお届けいたします。筆者もMacを使っていて、普段から画面キャプチャをとることが多いのですが、デフォルトだとpng形式で書き出されます。これらをサイト内に表示させると容量が大きくなり、枚数によってはサイト自体が重たくなってしまうわけです。

画像が複数ある場合など、書き出されたpng形式の画像をjpg形式に変換していくのは時間がかかりますし、面倒です。なので、キャプチャを撮った際にjpg形式で書き出されるように設定を変更してみましょう。

拡張子によるそれぞれの特徴は下記の記事でまとめていますので、宜しければご覧ください。

よくある拡張子を変更する方法

一般的にネット上でよく見つかるのは、以下のような方法ですね。

  1. Finderで該当の画像を開いて書き出す方法
  2. 該当の画像を選択して、ファイル名の末尾を「.png」から「.jpg」に変換する方法
  3. 「PNG to JPG」ようなツールで変換する方法

一つ目の方法ではなぜか筆者のMacでは、複数の画像を選択した場合、うまく変換できませんでした。一部の画像のみjpg形式に変換されても、残りがpng形式のままになったりします。

また二つ目の方法では、実際にはファイル形式はjpgに変換されません。画像の情報を確認すると一見、jpgに変換されているように見えますが、画像のサイズに変化がないことがわかると思います。これでは意味がないですよね。

三つ目の方法に関しましては、ウェブ上のサービスの場合、インターネット環境がないと使えませんし、ダウンロード型のソフトウェアの場合にしても少し手間がかかります。

スクリーンショットの拡張子をデフォルトの仕様から変更する

ということで、この方法が一番便利で、スムーズだと思います。Macのターミナルを使って設定を変更するのですが、手順通りに進めれれば、誰でも簡単に変更可能です。ターミナルを使ったことがない方でも簡単に操作できるように説明していきます。

ターミナルを起動する

まずは、「Finder」を開いて「アプリケーション」から「ユーティリティー」を選択します。

その中からターミナルを選択して起動します。

設定を変更するコマンドを入力する

起動したら黒い背景のよくわからない文字列が表示されると思いますが、安心してください。
やることは一つで、以下の文字列(コマンド)を入力するだけです。そのままコピペしてご活用ください。

defaults write com.apple.screencapture type jpg

以下のようにペーストできたら、「Enter」を押します。

最後に「exit」と入力して、もう一度「Enter」を押します。

「Enter」を押してこんな感じで表示されれば完了です。

あとは、ターミナルを終了して通常通り、キャプチャを撮ってみてください。画像の情報を見ると右のようにjpg形式で書き出されていることが確認できますね。左のpng形式と比較して容量も大幅に軽くなっています。

デフォルトの設定に戻す方法

これも至って簡単で先ほどの手順でターミナルを開き、以下の文字列(コマンド)を入力して元通りです。

defaults write com.apple.screencapture type png

末尾の「jpg」が「png」に変わるだけで操作は後の操作は同じです。これで通常通り、png形式で書き出される仕様に戻ります。画像の種類や目的によって変更して使い分けてみましょう。

まとめ

弊社でもTCDテーマのマニュアルや、チュートリアル記事を書く際に、スクリーンショットを多用いたします。画像の種類によってはpng形式を使う場合もありますが、デモサイトのアイキャッチ画像などは、美しくかつ、容量を小さくするためにjpg形式の画像を採用しています。あなたのサイトでもjpg形式のキャプチャ画像を多く使いたい場合などに当記事を参考に設定いただけますと幸いです。

すでにたくさんのpng形式の画像をWEBサイト上にアップしている方は、サイトの表示速度に影響が出ているかもしれません。下記のプラグインでサイト内の画像を一括で軽量化できますので、ぜひご覧ください。